1954-12-16 第21回国会 衆議院 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号
従つて、為替レートのそこにかんぬきがあるとすれば、それによつてもなおやれるように日本の生産コストを下げる。これは金利の問題もありますし、それから企業の合理化の問題もあります。それをひとつ強力にやつて行くということが現在の私の方針です。
従つて、為替レートのそこにかんぬきがあるとすれば、それによつてもなおやれるように日本の生産コストを下げる。これは金利の問題もありますし、それから企業の合理化の問題もあります。それをひとつ強力にやつて行くということが現在の私の方針です。
従つて為替レートの問題はいつも申し上げる通りでございます。 そこで貿易の規模はというお話でございますが、貿易規模は、昭和二十九年度において大体輸入が二十億ドル、輸出が十二億七千万ドルというのが当初の規模でございます。
このために先般大蔵大臣が関西へおいでになりましたときも、記者団に対して、為替レートは堅持するということを言われておりますが、はたして現在政府がやつておりますような政策によつて為替レートをあくまでも堅持して行くだけの自信をお持ちでございますか。はなはだ簡単な質問でございますが、非常に重大な問題でありますから、これを一点だけお尋ねいたしたい。
従つて為替の将来の傾向というものに対してどういうふうに技術的に見ておられるか、ちよつとそういう点をお伺いしたいと思います。
現実の問題として、有澤先生なんかは、先だつて或る会合で聞いたのですが、今年の秋あたりは今のデフレ政策が行き詰つて、為替レート切下げの止むなきに至るのではないか。そうしてそのあとに最後にインフレがやつて来はせんかという非常な悲観論であります。
従つて為替割当の関係で、非常に割当がなければ、もちろん国内石綿をどんどん使います。そういう意味で逆な結果が出る。むしろ国内石綿業にプラスする面もあるのであります。まだその他いろいろたくさんあります。必要に応じて、陳情書の何ページの何行にこう書いてあるが、これは全然うそじやないかというようなことを列挙するならば、何十の項目があります。
そういうふうに金利を始終動かすことによつて、為替と金との関係、貿易の方向、そういうふうなものをすべて調節しておつたわけであります。ところがヨーロツパ大陸における中央銀行、ドイツチエ・ライヒス・バンクもフランス銀行も、日本銀行も為替の割引歩合はそんなに動かしておりません。また動かす必要もない。それは、金がよそへあまり流れていないからです。
従つて為替専門銀行をつくることは適当でない、こういう議論であると思います。この銀行の採算が国内業務を制限されることによつて、とれるかとれないかの問題が第一点であります。この点につきましては、将来にわたつてのいろいろな前提なり仮定なりを置いてでないとなかなか採算の計算をすることはむずかしいのでありますが、私どもの一応計算をいたしましたところでは、大体年間十億ドル程度の外国為替の取引を行う。
従つて為替専門銀行は、従前の市中為替銀行の外国為替業務の取扱を排除するものでなく、又為替管理上の特殊な地位に立つものでもない。
その場合、今海外へ出ようとしてもそう大勢が出られないのは、旅券法の関係よりもむしろ為替及び貿易の管理に関する法律によつて、為替の面で制限されておるわけであります。ところが中共とソ連の関係を考えてみますると、これまでも向うへ行く人については旅費を負担するというような申出の申請が大部分であります。
それから特別に円の資金等で援助を与えるという考え方は私ども持つておりませんが、輸出貿易の伸長、その他の関係で、為替を取扱うものの分量が殖えて来れば、従つて為替資金を受ける点においても、この点は実質上、力は違うのでありまするから出て来るであろう、こういうふうに考えまするので、特別なことをしないでも、そういうような諸点から相待ちまして、私は現在のところ外国為替業務のみで銀行は十分営業は立ち行くものであると
輸入の抑制ということは、そのユーザンスをやめるということで考えるのはむしろ邪道であつて、為替管理を行なつておる際でもあるから、別途の方法で講じるべきである。今が非常事態ということで、金融の便を与えるとして……、抑制するというようなことをお考えなんでしようけれども、成るべくそういつた、折角この銀行を作る以上は、そういつた貿易金融を正常化するような御配慮を願いたい。
そこで、ただ問題は、一番よく言われたのは、ただ一つの銀行だけを作るという考え方はどうかということが言われましたが、これは私どもがこの間から申上げておる通り、一つの為替銀行のみを考えておらんのでありますから、従つてそういう資格を備えて、又国際的に見てもう一つ許すという時期が来れば許してもいいというようなことで、こうなつたのですが、まあこれによつて為替専門銀行が一歩を進めることになり、而もその銀行がいわゆる
大正八年には十年間に入超四十二億円の巨額に上つて為替相場というものがこれがために非常に下落した。このときに立つたのがいわゆる蔵相井上準之助氏であります。で井上蔵相は、この金輸出解禁を以て経済政策の中心課題としたのであります。
○永井委員 もう一つさしあたつて為替に対して何らかの管理制度を設けるお考えはないかどうか、当面緊急の措置としてそのお考えがあるかどうかお伺いしたいと思います。
同時に世人の最も神経をとがらしたことは、今度は日英の協定によつて為替レートが一セント変更されたことです。これははなはだ小さいことであるけれども、将来これが突破口になつて三百六十円の為替レートの堅持が困難ではないか。しかもこれは実勢価格がくずれておるということと、同時に政府の施策が三百六十円の為替レートを堅持するの裏づけがないというところにある。
それは会社が負担するので、借りているのですね、だから開発銀行も政府も関係はないのであつて為替レートが変つて負担が増大すればそれでいいのだと、こう言われているが、すべて過去の契約の場合は、借款の場合はそうであつたが、併し今度の場合はそういうことか言えますか、今度の保証契約の内容から見て。
従つて、為替レートの変更ということが若し起れば、これはその関係は電力会社が結局負担するということが内容になるわけであります、主体になるわけであります。世界銀行と借入国たる開発銀行との関係におきましては、本件が米ドル建の外貨債権関係でありまするから、特にこの契約のどこに規定する必要もない。世界銀行といたしましてはどんな場合でも四千二十万ドルに相当する元木とそれに附帯するところの利子をもらえばよい。
○中川以良君 私が先ずお尋ねを申上げたいのは、第六章に適用除外があるのでありまするが、即ち自然独占に固有な行為、それから事業法令に基く正当な行為、それに無体財産権の行使行為、これらはいずれもここにはつきりと独占禁止法の除外を認められておるのでありまするが、併しこのほかにも法令に基くものとは言えないかも知れませんけれども、例えて申しまするならば、輸入の制限をしておる物資とか、或いは輸入に当つて為替の割当
私どもは、日本銀行との取引を認めたものに限つて為替取引を認めるという方針はとつておりませんので、そういつた点は私どもとしては別個の観点から為替取引を認めるか、認めないか、先ほど申上げましたようないろいろな……甚だお叱りを受けたわけでありますが、抽象的なことでございますけれども、そういつた基準によつて私ども考えている。
そうするとやつぱりその区別はあなたが言われるように中小企業に対する金融の専門店、例えば貸出の最高を一店幾らというふうに押えるというふうな特色を持たせるほうが妥当であつて、為替業務は成るべく広汎に認めるということがいいのじやないか。他店間との取引ということになつて来るとそれは全部とは行かんと思うのです。
一言で申しますと、従来は貿易業者が輸出をいたします場合には信用状というものが向うから参りまして、それによつて為替手形の買取りを銀行にしてもらうといういわゆる標準決済でやるのが原則であつたわけでありますが、最近のような情勢、特に海上との競争が非常に多くなるというようなことになつて来ますと、いわゆる信用状が参りませんで、いわゆる荷為替手形を組んで貨物を向うに送るという場合がかなり多くなりつつあるわけであります
そうするとその間の百八十円というものは一体だれがもうけるのか、私はこれは政府がもうけるといつてはおかしいが、政府がこの必要によつて為替管理を行われる、ために、製造業者に損をかけているのだと私は思うのであります。これを政府が全部出されれば損はない。私は計算をやつてみたところが、こういう計算になるのであります。一俵八百七十円としますと、トン当り六十五ドルになるわけであります。
従つて為替政策について、通産大臣としてもこれは十分検討しなければならんと思うのです。為替について非常に過大になつている。日本の円が過大価値になつている。そこで為替政策以外でいろいろ貿易振興政策をとろうとしているのですけれども、それは困難である。この為替の問題について通産大臣にお伺いしたい。大蔵大臣にも又この為替の問題、為替の政策について、どういうお考えですか、併せてお伺いしたいと思います。